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フリーランスへのキャリア転換
私の経歴は下記の通りです。
大学卒業(22歳)
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ITとは無縁の業界で3年間勤務(25歳)
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IT系の会社に転職して3年間勤務(28歳)
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病気が原因で会社を退職 & 約1年休業(29歳)
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フリーランスとして独立して1年と半年(←イマココ!31歳)
この記事では、フリーランスとして働いた1年半の経験をもとに、その道へのアドバイスをお伝えします。
重要な点として、未経験から直接フリーランスになることは現実的ではなく、また、プログラミングスクールを卒業しただけでは難しいです。
大抵はエージェントを通じて仕事を得ることになるのですが、未経験では実績のないスキルシートを提出することになるため、実務経験は必須とも言えます。
私の経験から言えば、フリーランスを目指すならまず会社員として経験を積むのが最適です。
とはいえ、未経験から会社員になるのも簡単ではありません。なぜなら、未経験からの転職に強いと謳っている企業がそれほど多くないためです。
転職サイトに登録する場合は、「未経験からの転職」を売りにしているかどうかを重要視しましょう。
私が調べた中で、未経験からIT・Webエンジニアを目指すなら【ユニゾンキャリア】がおすすめです。
ユニゾンキャリアは未経験からの転職に強いことを売りにしており、Googleの口コミでは高評価です。
本当かどうか調べにいったところ、色んな事情を抱えた方々が転職に成功しており担当してくれた営業さんに感謝していました。
IT業界未経験で転職活動を行っており、知識0の状態だったのですが、担当者のSさんは1から丁寧にIT業界ことを教えてくださりました。また、こちらに合った企業の紹介や面接対策なども親身にサポートしてくださったおかげで無事に内定をいただくことができました。
現職での業務内容に疑問を感じネットで調べたところ同じように悩んでる人がいました。その中でユニゾンキャリアさんの記事を見て自分も転職を決意し相談をしてみました。転職活動は1ヶ月ととても早かったです。面接で話すことをあらかじめ用意するのが難しかったのですがこちらが口頭で説明したことをエージェントの方がわかりやすい文章にしてくれたりしてくださりました。
良い口コミが多すぎるとそれはそれで不安かもしれませんが、ユニゾンキャリアのように口コミが良いことを売りにしている企業は評価を落とすわけにはいかないので、口コミ通りのサポートは保証されるかと思います。
ユニゾンキャリアを利用している方は完全無料でITスクールを利用できるとのことなので、営業の方とお話しして、自身が進むキャリアが明確になってきたらその分野を集中的に勉強するのが最善手でしょう。
スキルと資格、そして収入
私が会社員時代に取得したスキルセットは次の通りです。
スキル
- PHP、SQL(MySQLとPostgreSQL)、JavaScript、HTML、CSS:各3年
- Laravel:2年3ヶ月
- Smarty:7ヶ月
- AWS:1年1ヶ月
- 要件定義(アシスタント):1年2ヶ月
- 基本設計(DB設計なし):1年4ヶ月
- 詳細設計:11ヶ月
- 実装:3年
- 単体テスト(PHPUnit):5ヶ月
- 総合テスト:2年10ヶ月
資格
- 基本情報技術者
単価
これらのスキルと資格により、月額70万円(税込)の単価で契約できました。
利用しているエージェント【経験者向け】
私はずっとPE-BANKを利用しています。
選んだ決め手としては、業界全体を通してもあまりないのですが、エージェント側の取り分が公開されていることです。
更に驚くことに、最初の1年は12%、2年目は10%、3年目は8%とエージェント側の取り分が少なくなり、エンジニアの取り分が多くなっていきます。
一般的な相場が25%から30%なのを考えると、かなりエンジニアファーストと言えるでしょう。
自身の市場価値を知る意味でも、一度オンライン面談をやってみることをお勧めします!
フリーランスの生活
私がフリーランスとして最も重要視しているのは「フルリモート」の仕事です。これにより以下の利点があります。
- 無駄な通勤がない
- 好きなガジェットを自由に選べ、作業効率が上がる
- 好きな体勢や時間で作業ができ、リラックスして働ける
無駄な通勤がない
会社員時代は、通勤に行き帰りで2時間かかっていましたが、この仕事のための無駄な2時間を自由に自分のために使うことができます。
睡眠時間を増やすも良し、勉強に充てるも良し、趣味に費やすも良し、どれを選ぶにしてもワークライフバランスが向上することは間違いありません。
好きなガジェットを自由に選べ、作業効率が上がる
企業に通うとなると、周辺機器にそこまでこだわることはできません。
なぜなら、全てのガジェットを毎日現場に持って行ってセッティングするなど相当心臓の強い人にしかできません。
しかし、家であれば椅子も座りやすいモノを用意できるし、モニタも好きなだけ並べられるし、キーボードも外付けの自分用を自由に使えます。
椅子はまだ良いかもしれませんが、モニタやキーボードは作業効率に直結するので、ガジェットを自由に選べることは大きいメリットです。
好きな体勢や時間で作業ができ、リラックスして働ける
自分の家なので、会社ではできないような好きな体勢で仕事ができるし、自分のタイミングで自分の好きなモノを飲食できるし、好きな音楽を聴きながら仕事もできます。
すぐにお腹が痛くなる自分にとっては、自由にトイレに立てることも圧倒的なメリットです。
とにかく会社にいるよりも圧倒的にストレスが緩和されます。
フリーランスになるための準備
フリーランスとして働く前にはいくつか準備が必要です。
- 開業届を税務署に提出する
- 青色申告承認申請書の提出
- 国民健康保険と国民年金への加入
開業届を税務署に提出する
開業届は税務署の押印済みのものをエージェントに提出する必要があるので、早めに片付けておくのがベターです。
自分で調べながらでも十分対応できますが、マネーフォワード クラウド開業届を使うとより楽に開業届を作成できます。
登録から書類の作成まで完全無料で、提出先なども教えてくれるので使わない理由がないです。
3ステップ最短5分で書類の作成は完了するので、開業届に時間をかけたくない人は是非利用してみてください。
青色申告承認申請書の提出
所得税の青色申告承認申請書もマネーフォワード クラウド開業届で作成できます。
青色申告承認申請書を出しておかないと最大で55万円の所得控除がなくなってしまいます。詳細は割愛しますが、ITエンジニアのフリーランスであれば必ず提出するべきです。
青色申告にすると複式簿記にしなければいけませんが、元々簿記を勉強していない身からすれば単式も複式も勉強しなければいけないことに変わりはありません。
それに、複式簿記での仕訳についても「フリーランス 収入 仕訳」という検索ワードで都度都度調べれば簡単に情報が出てきます。
複式簿記という小難しそうなワードに騙されず、確実に青色申告承認申請書を提出しましょう。
国民健康保険と国民年金への加入
日本国民の義務です。退職後、即時行いましょう。
準備の前に
いずれも会社を退職してから始めるものです。「会社に退職の意向を伝えるのが憂鬱」という方は【退職代行ガーディアン】を利用しましょう。
調べてみると、退職の意思表示をしたその日から会社に行かなくても良いらしいです。
就業規則で「◯ヶ月前に申告」と書かれていても問題ないのだとか。
私が会社員をやっていた時も3名ほど退職代行を利用されている方がいらっしゃいました。
こういったストレスがかかる作業は便利なサービスを積極的に利用しましょう。
確定申告
フリーランスは確定申告が必要ですが、サービスを利用することで簡単に処理できます。私はマネーフォワード クラウド確定申告を利用しています。
スマホ版とweb版があるのですが、スマホ版の方は消費税(インボイス)対応していないので、課税事業者(消費税を払う人)の方はweb版の利用をお勧めします。
ちなみに、インボイス登録していない人はスマホ版のパーソナルミニで充分です!
また、月額払いと年額払いが選べるのですが、特別な事情がなければ年額払いがお得です。
私の場合パーソナルプランを契約しているのですが、月々の計算にすると400円の差があるので、年額払いにすると4,800円お得になります。
ちなみに、確定申告サービスは経費計上できます。通信費、あるいは、支払い手数料で忘れずに仕訳しましょう。
フリーランスとしてのスキルアップ戦略
フリーランスとしてスキルを磨く方法は多々ありますが、最も効率的なのは現場で新しい言語や技術に挑戦することです。
プログラミング経験があれば、同じプロジェクト内で新しい案件に参加する機会が生まれることもあります。
このようなチャンスは絶対に逃さないでください。
仮に新しい言語に対する経験がなくても、これまでの実績が評価されれば担当できることがあります。
未経験の分野でも、仕事を通じて新たなスキルを身につけることができます。
実践の中で学ぶことで、独学よりも早くスキルを習得できるのが大きなメリットです。
収入を増やすタイミング
フリーランスエンジニアの収入アップには2つのタイミングがあります。
一つは新しい案件に入る際の単価交渉です。これは単純にエージェントに希望の金額を伝えるだけで、比較的簡単です。
もう一つは現在のプロジェクトでの単価アップです。
これは現場の社員から提案されることもあれば、自分からエージェントを通じて交渉することも可能です。
単価交渉は初めての場合少し勇気が必要かもしれませんが、「案外イケる」ということに気づくはずです。
特に長期にわたる契約の場合、重宝されている証拠なので単価交渉のチャンスと捉えることが大切です。
契約の期間が延長されるほど交渉する価値は高まります。
最後に
この記事を通して、フリーランスとしてスキルアップし、収入を増やすための実践的なアプローチをご紹介しました。
プロジェクトでの経験を活かし、自信を持って単価交渉に挑むことが、フリーランスとしての成功への鍵です。
フリーランスやフルリモート環境に興味がある方は、下記の記事をご参考ください。